晴れ
嘘みたいに晴れていた。ガンガンの冷房の元で一日中ゴロゴロしてたまに仕事をしたりして、相変わらず怠惰な一日を過ごしていた。
怠惰な一日を過ごしていることに変わりはないが、なんとなく先週よりは晴れやかな気持ちだなと、ベッドの上で思っていた。
最近、よくヨルシカの「爆弾魔」を聴く。
死んだ眼で爆弾片手に口を開く
さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ
冒頭から痺れる歌詞だけど、聴いていくとどうやら失恋ソングで、どうやら「君」に振られたことが破壊衝動の引き金になっているようだった。
常日頃口癖のように爆破してえ〜と嘆いている自分の引き金は一体なんなのだろうか。
実際のところ、よく口にする「爆破したい」は特に何も考えてないと思う。
それとは別に、誰にも言っていない破壊衝動がちゃんとある。それは物理的なものじゃなくて、今まで築き上げてきた人間関係とか、"フリ"をしている自分とか、怠惰な自分とか、社会的地位とか。
「今急に本当の自分を曝け出したらどうなるんだろう」とよく考えるようになった。
そんなことできないんだろうなとは思うけど、よく想像する。
「どうにでもなれ」を行動に移せるような強い心と行動力があったらいいのにな。